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医療・福祉施設の運営環境改善のポイント 運用改善ソリューション

前回ご紹介した病院エンジニアリングを進めていくために、病院のニーズの全体像(課題・問題点)を明確にし、解決方法を導き出すために活用する運用改善ソリューションをご紹介します。

運用改善ソリューションはBPRと呼ばれる概念をベースにしています。
BPR(Business Process Re-engineering)は、一般的に「企業活動に関するある目標を設定し、それを達成するために業務内容や業務の流れ、組織構造を根本的に見直し、分析、最適化すること」と定義されています。企業においてその企業の目指す理念や目的は様々で、一概にひとつの方針として決めることはできません。個別に抱える外部環境や内部状況を踏まえて、その企業の向かうべき方向性を考え、方針を実現しうる戦略や手段を導き出す手法です。

病院の開業形態や標榜する診療科目は、その病院の目的・理念によって目指す方向性は異なります。例えば、「急性期病院として機能特化して、病床の稼働率の向上による収益改善を目指すのか」、それとも「地域病院として病病・病診連携を進め、患者の囲い込みを目指すのか」と言ったように、病院の目指すべき方針によってその病院の取るべき次の方向性が変化します。

病院の運用改善の流れ

病院の運用改善の流れ

また、病院の次の戦略を検討する組織体制や先見性のある人財(あえて財産の財を使います)は、短期間で育つものではありません。早い時期から将来を見越した布石を打つ必要があります。
これらは、BPRという手法を活用したことで導き出される結果です。運用時の最適な状況を事前につくりあげることが、運用改善ソリューションを行なう場合のポイントになります。

一般的な運用改善の進め方は、まず現状の運用状況を調査し、次に調査から見えてくる課題やスタッフの持つニーズを整理していくことから始めます。
ここで病院の方針に見合った運用を実現する病院エンジニアリングを構築するためには、先ほど明確にした課題やニーズから、病院の取るべき方向性を検討します。取るべき方向性が決まれば、あとは課題を解決するその病院に適した方策を決定すれば良いだけです。

運用改善ソリューション

運用改善ソリューション(拡大)

一方、決定した方策は実際に実現しなければ、ただの絵に描いた餅に過ぎません。描いた方針を実行するため、大成建設は病院運営を改善する様々な運用改善ソリューションを持っています。

  • 院内物流エンジニアリング
  • 病院情報エンジニアリング
  • 医療機器エンジニアリング
  • エコ病院エンジニアリング
  • 核医療施設エンジニアリング
  • 環境制御・構築エンジニアリング

次回は、病院での現状の問題点や課題の改善方針を立てた際、事業収支面や業務運用面に効果が見えやすい「院内物流エンジニアリング」についてご紹介します。