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世界最長の鉄道トンネル Vol.018 青函トンネル(後半)

出水事故発生!
排水設備

排水設備

坑内の湧水および工事用水は、いったん先進導坑の大ポンプ場に集められ坑外へ排出されていますが、1976年5月大量の湧水に遭遇して作業坑が水没し本坑にも流入するという事故がおきました。1分間に70トンという桁外れに大きい出水量であり、本坑の非常用水門を閉鎖し流入をくいとめることに専念しましたが水圧には勝てず、翌朝には本坑に流入していきました。

画像 排水作業は困難をきわめましたが、懸命な作業により70日で湧水をしめきり、作業坑は復興作業に着手しました。
大出水であったのにもかかわらず、幸い流出土砂が少なく技術陣が自信をもって冷静に対処できたことで、事無きを得ました。

大地震との遭遇

また1983年“日本海中部地震”に遭遇します。“日本海中部地震”は、秋田県能代市西方沖約100kmの地点で発生しマグニチュード7.7という大規模な地震でした。

狭いトンネル内には岩石を積んだトロッコが止めてあり、それがガタガタ揺れるので通路を通ることもできなかったそうです。もちろんトンネル自体も大きく揺れましたので、地震のあと全線にわたって総点検をしました。一部に湧水の増えた箇所もありましたが、コンクリートでライニングした部分を含めて異常はなかったそうです。

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