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北海道のIT拠点として、お客様のさまざまなニーズにお応えします。

ほくでん情報テクノロジー株式会社
データセンター事業部 ソリューショングループ 副課長 佐川 泰久 様

分野

その他サービス

北海道電力グループのほくでん情報テクノロジー株式会社様は、2001年から札幌市内でデータセンター事業を開始され、「H-IX(北海道インターネット・エクスチェンジ)データセンター」を運営されています。
2011年9月にオープンしたH-IXデータセンターの新フロア「グリーンフロア」は、未実装であったセンターの2階を改修してデータセンター化したものであり、大成建設の設計・施工により誕生しました。

H-IXグリーンフロア

H-IXグリーンフロア(拡大)

ほくでん情報テクノロジー株式会社 データセンター事業部ソリューショングループ 副課長 佐川 泰久様にお話しを伺いました。

─今回のプロジェクトがスタートした背景には、どのような目的があったのでしょうか?

近年、BCP(事業継続)や災害対策に対する企業の関心が高まるとともに、データセンターを利用したいというニーズも高まっており、道内外からの問合せが増えています。
特に東日本大震災以降は、BCPを目的としてバックアップサイトを広域に分散して構築する動きが活発化しており、首都圏や関西圏との同時被災リスクが低い札幌市は有力な候補地として注目されています。こうしたお客様のニーズに応えるため、新フロアの開設に向けて踏み切りました。

─札幌は、全国の中でも地震や台風などの自然災害リスクが低い立地環境とお聞きします。

札幌市は今後30年以内に震度6弱以上の地震が発生する確率が0.1〜3%未満と、全国の主要都市の中でも低い場所です。また台風や雷などの自然災害リスクの発生確率も低く、全国的に見ても恵まれた環境と言えます。H-IXデータセンターは内陸に位置するため津波の心配もありません。

─H-IXデータセンターのアピールポイントとして、他にどのようなことが挙げられますか?

北海道電力グループのノウハウを活かし、電力事業での実績に基づく安定した電力供給を実現しています。例えば電源設備では、異なる変電所からの高圧2系統受電や多重化された無停電電源装置、非常用発電装置を完備し、高い信頼性を保持しています。またハード面だけでなく、非常用発電機への切替試験を定期的に実施するなど、実際の災害を想定した運用を平素より行っています。

監視室

監視室
24時間365日監視員常駐

生体認証

生体認証
静脈認証を導入

フラッパーゲート

フラッパーゲート
フラッパーゲートによる共連れ防止

監視カメラ

監視カメラ
監視カメラによる映像記録を実施。全映像を一定期間保管

セキュリティに関しては、生体認証とICカードによる入退室管理システム、24時間365日の有人監視、ハウジングルームまでの全てのルートに“ファイブドア(5つのセキュリティドアを設置)”を採用するなど、厳重なセキュリティ管理のもと、皆さまの信頼にお応えしています。
H-IXデータセンターは札幌市内の都心から3km圏内にあり、アクセスの良さも優位性の一つです。

─今回のプロジェクトでは、数社によるコンペが行われました。どのようなご要望を提示されていたのですか?
  • 省エネ(冷涼な外気を利用してCO2を削減する)
  • IT機器冷却効率のアップ
  • フロアレイアウトの最適化
  • フレキシブルな拡張性(段階的実装を可能にする)

など、いくつかのキーワードがまとまった段階で数社に提案を求めました。
大成建設の提案は非常にシンプルで納得のいく内容であり、私たちの要望に対する最適解を期待できたため発注を決めました。

─当社のソリューションについて、具体的にどのような点をご評価いただいていますか?

既存の建物の構造や形状をよく活かし、最新技術を盛り込んだ提案をしていただきました。特に「間接外気冷房システム」については、建物強度や空気環境を損なうことなく外部の冷熱を取り込むことができるすばらしいアイデアで、発注を決めるポイントになりました。

間接外気冷房システムの導入や、サーバルームの排熱・冷却効率を高めるフロアレイアウトの採用など、それぞれのソリューションの相乗効果により、新フロアでは年間総合40%以上のCO2削減効果と年間平均でPUE1.4以下を見込んでいます。作業性も良く、問題なく運用できており、非常に満足しています。

※PUE(Power Usage Effectiveness)とは、データセンターのエネルギー効率をあらわす指標の1つ。値が1.0に近づくほど効率がよく、一般的に値が2.0を切ると効率がよいとされる。

間接外気冷房システム・高効率型空調機

間接外気冷房システム・高効率型空調機(拡大)

─新しいH-IXデータセンターでは、今後どのような展開が期待できますか。

従来どおり、万全なファシリティとセキュリティを確保・維持すると同時に、安定した電力供給を行うなど運用をしっかり行っていきます。
その上で、クラウドの潮流を踏まえたITサービスや、災害時にお客様の情報システムをサポートできる運用サービスをこれまで以上に展開していきます。
新しい取り組みを通してデータセンターとしてのポテンシャルを更に高め、北海道のIT拠点として、今後もお客様の様々なニーズにお応えしていきます。

─どうも有難うございました。

(取材日 2012年4月12日)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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