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医薬の原点は「人」。その「人」が活き活きする研究所になりそうです!

富山化学工業株式会社
理事 生産技術部 部長 高橋 久雄 様

分野

医薬品

ホタルイカにます寿し、お酒、お米とおいしいものが充実している富山県。羽田空港からわずか45分、富山がこんなに近いとは思っていませんでした。今回は、新薬研究開発企業として世界が注目する成果を挙げている富山化学工業 理事 生産技術部 部長 高橋 久雄様にお話を伺いました。

外観

外観

─医薬品業界は、以前に増して競争が激化しているようですが、御社の事業の特徴をお教えいただけますか。

当社は新薬の研究・開発ならびに原薬の製造に経営資源を集中させています。従って、研究開発力の強化は当社にとって大変重要な戦略です。グローバルな市場を形成し競争激化が進む医薬品業界において、世界に通用する競争力のある医薬品を開発することは大きな課題であり、かつ何よりもその製品によって、多くの方々のお役に立てることが我々の使命であり、誇りだと思っております。

また新薬の研究開発から市場への上市までの効率的でスピーディな推進を進めるために、海外の有力企業とのアライアンスも行い、グローバルな体制づくりも強化しています。

─第六研究所が完成されて半年が過ぎましたが、以前の施設と比べていかがですか。

研究開発力の強化を進める中において、久しぶりの研究施設新設プロジェクトとなりました。特に期待しているのは、施設のゾーニングといった基本設計や実験設備を変えることによって、研究員の意識のレベルを上げることです。

これまでの研究施設は、確かに機能は集約されていましたが、施設としての「コンセプト」が存在しませんでした。
従って、今回のプロジェクトでは、施設・機能として“何が必要なのか”“共有できることは何か”という、施設づくりの原点を整理する良い機会となりました。

─大成建設のニーズ分析手法T-PALETは、施設のコンセプトをまとめるお役に立ちましたか。
T-PALETの様子

T-PALETの様子

私もヒアリングしていただきましたが、大変活用させていただけたと思っています。研究員一人一人がこれまでの経験や過去にこだわっていることなど、漠然としていたことがはっきりし、新しい“気付き”となったのではないでしょうか。
施設が変わることに対する納得を得る根拠の一つにできたと思います。

また、今回のプロジェクトでは、大成建設の本社設計本部の方々に基本計画から携わっていただき、竣工した後までしっかりフォローしていただけたのが良かったと考えています。
結果的にも最初から最後までコンセプトにブレがありませんでした。

─第六研究所の研究員のコミュニケーションは活発になったと思われますか。
活用されているコミュニケーションスペース

活用されている
コミュニケーション
スペース

これまでの研究施設では、研究部門ごとに分析エリア・検査エリア・機器エリアがありましたが、第六研究所では同じような機能は、同じスペースに集約することにしました。

スペースを共有することで、他の部門の動きを知ることができるなど、水平的なコミュニケーションが生まれ、自分の研究分野のヒントを得る良い機会となるでしょう。
研究員も経験から判断することもありますので、いろいろな経験や意見が反映されたほうが新しい発想が生まれるのではないでしょうか。

─「活・創・健」という3つのキーワードを施設内のファシリティデザインに設定されていらっしゃいますが、研究員の方に浸透されていますか。
ワークステーション(オフィスエリア)

ワークステーション
(オフィスエリア)

大成建設FM推進室のアドバイスのもと進めてきました。
ゾーニングや3つのキーワードに基づいたカラー設定をしていることもあり、研究員は自然とオフィスを上手く活用しているように思います。

当社は地域に密着している企業です。
研究員が活き活き活動できることで、地域に活力を与える原動力になりたいと考えています。

─御社と大成建設は長きにわたってお付合いさせていただいています。大成建設の社員も御社のお陰で鍛えられたようです。

当社は新薬を創出し、原薬・製剤のプロセスの開発を行っていますが、特に原薬にはさまざまなノウハウが詰まっています。
私が入社する以前より大成建設さんと当社は様々なプロジェクトを行ってきましたが、大成建設さんのエンジニアの方々も我々と一緒に実験を行うこともあり、そうした体験・検証を踏まえて装置設計をしていただきました。

良い意味でライバルとしてお互い最新情報を提供し合い、切磋琢磨し、よい信頼関係が築けてきたのではないでしょうか。
何と言ってもやはり重要なのは人間関係です。尊敬できる人がパートナーに居るかどうかです。

─大成建設に期待することはありますか。

大成建設の社員は皆さん親切で、そして何より元気だと思います。
今後も期待したいのは、プロジェクトを担当するエンジニアの方々には基本設計から竣工後まで常に新しいアイデアにチャレンジしていただきたいということです。

今回のプロジェクトでは、コンセプトづくりから完成後まで一貫して同じ方が設計を担当され、我々のこともよく理解し、徹底的に対応していただけました。

我々の原薬をつくるプロジェクトでもそうですが、基本構想から一貫して担当し、プロジェクトの事後処理・反省までをじっくりと経験することで、知識や実行力が備わり、最終的に自信につながっていくと考えています。

─御社の将来構想を含めて、ビジョンをお聞かせください。

今回の第六研究所建設にあたり、研究施設全体の将来構想もでき上がっています。コンセプトがしっかりとできていますので、多少の修正を加えながら進めていければと考えています。

世界に通用する医薬品開発のために、海外企業との提携も増えています。提携する過程で、先方企業は必ず当社の研究・実験施設をDue Diligenceという観点から評価されます。これらの施設が古いとプロセスの開発の妥当性・信頼性に問題があるのではという疑問から、維持管理状況の説明が必要になるなど、どうしても研究開発とは別の次元で課題が残ります。
開発に力を割くためには、施設を充実させることも不可欠だと考えます。

また「人」があっての企業です。
どんな業界でも同じですが、特に医薬品企業においては、研究・開発という視点からも「人」を育てていく必要性を痛感します。
研究員、特に大きな夢と期待を持った新入社員は、今回の第六研究所のような環境の整った施設を魅力的に感じてもらえるのではないでしょうか。良い意味で“何がなんでもしがみついて研究するんだ”という意識が高い研究員が増えるといいですね。

第六研究所入口

第六研究所入口

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新しく施設を新設するにあたり発注からメンテナンスまでワンストップで依頼したい。

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