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迅速な対応と強い熱意で、震災の影響下でも短工期を実現してくださいました。

救心製薬株式会社
常務取締役 生産部門長 山梨工場 工場長 池上 進 様

分野

医薬品

救心製薬株式会社様は、「救病済生」を理想に掲げ「世のため 人のため」を社是として、生薬を中心とした医薬品を開発、製造しておられます。
なかでも、生薬強心剤「救心」は、国内のみならず海外においても高く評価されています。

2011年に完成した山梨工場
2011年に完成した山梨工場

2011年に完成した山梨工場

今後も安全・安心なOTC医薬品を継続してお客様に提供していくため、都内に分散している製造・研究拠点を再整備し生産力を強化することを目的に、既存の3工場を山梨県韮崎市上ノ山・穂坂地区の工業団地へ移転統合されました。常務取締役 生産部門長 山梨工場 工場長 池上 進 様にお話しを伺いました。

─2011年11月に大成建設の設計・施工にて山梨工場が完成しました。現在の運用状況について教えてください。
生薬強心剤「救心」は海外のお客様にも大人気です

生薬強心剤「救心」は海外のお客様にも大人気です
(上段は、中国や東南アジア各国への輸出用パッケージ)

当社は、1913年(大正2年)に創業者の堀正由が東京市浅草区(現在の台東区)に堀博愛薬房を創立したのが始まりです。お陰様で、2013年には創業100周年を迎えることができました。
生薬強心剤「救心」や滋養強壮剤の「霊黄参(れいおうさん)」などの伝統生薬をはじめ、風邪薬や化粧品、ドリンク剤など約45種類もの商品を製造・販売しており、このうち山梨工場では「救心」を含め26種類の製品を製造しています。新工場が完成してから2年半が経ち、社員も新しい環境で働くことに慣れてきました。

─山梨工場を建設する目的はどのようなことでしたか?

東京都杉並区の3ヵ所に分散する旧工場・研究所について、

  1. 機能が分散しており業務効率が低い
  2. 建物の老朽化が進んでいる
  3. 住宅密集地にある敷地いっぱいに建物が建っていて手狭である

という問題を抱えていました。これらを一気に解決するために、郊外に新工場を建設して工場・研究所を移転統合し、各機能の集約化を図ることに決めました。

─移転先となった当地は、南に富士山、西に南アルプスを望む自然豊かな場所ですね。

この場所は、韮崎インターチェンジから1〜2分、特急が停車するJR中央線の韮崎駅から車で約5分という抜群のロケーションにあるだけでなく、周辺には雄大な景観が広がり、水や空気も澄んでいてきれいです。

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「原材料にこだわり、安全安心な有効性のある医薬品をお客様に届ける」ことを大切にしている当社にとって申し分のない自然環境に惹かれ、移転先としてこの地を選びました。当時の県の担当者が熱心に誘致してくれたことも要因の一つです。

─大成建設をパートナーに選定いただいた理由はどのようなことでしたか?

今回の移転統合計画は、当社の創業100周年事業の一環であり、非常に重要な一大プロジェクトでした。パートナーを選定する段階では、多くの医薬品工場を手掛けており豊富な実績をもつ大成建設にも声をかけ、数社によるコンペを行いました。
大成建設の提案は、高度な医薬品製造施設づくりに必要な知見と考え方に基づいた高レベルな内容であったことと、当プロジェクトに対する強い熱意が感じられたことを評価いたしました。

─特にご評価いただけている点はどのようなことでしょうか。

私たちが新工場に求めることを伝えると、仮図面などでイメージを具現化しすぐに提示してくださるなど、いつも素早い対応で具体的なフィードバックをくださいました。
施工についても、東日本大震災の影響下において7.5ヶ月という非常に厳しい工期にも関わらず、休日を返上して安全に工事を進行し、工期を厳守して新工場を完成いただいたことに大変感謝しています。

─工場を計画するうえで、どのような工場づくりを目指されましたか?

GMPに準拠した高度な医薬品製造施設として成立する工場づくりを行いました。製造エリアの温湿度や清浄度を厳しく管理し、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程を厳重にバリデートするなど、より高度な製造・品質管理を徹底した製造環境を築きました。

見学者通路から各工程を見学できます

見学者通路から各工程を見学できます

働く社員の方々の様子

働く社員の方々の様子(見学者通路より)

─山梨工場では、今後どのような展開が期待できますか?

画像当社が一般用医薬品業界の中で特筆できることの一つに、開発製品について十分な薬理学的試験を行い、その安全性と有効性を実証していることが挙げられます。これまでに培った薬理学的知見とノウハウを活かして、今後も新しいことにチャレンジしていきます。まだ構想段階ですが、山梨県の特産品を使った新製品などをつくり、地元に還元できるような取り組みを実現できればと思っています。

─どうも有難うございました。

(取材日 2014年6月4日)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
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敷地内に分散している工場と研究所を郊外へ移転統合したい。

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