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独自の発想と工夫で挑戦!新たな付加価値を備えるジェネリック医薬品を、お届けしてまいります。

小林化工株式会社
生産管理部 次長 岩佐 悦夫 様

分野

医薬品

1946年の創立以来、半世紀以上にわたり医療用医薬品や一般用医薬品の開発・製造・販売を手掛けている小林化工株式会社様。

「もっと飲みやすく」「もっと扱いやすく」・・・
など、患者様や医療機関の求めるものを追求し、新たな発想と工夫で生み出す独自の「付加価値型ジェネリック医薬品」は高く評価され、大学病院をはじめ多くの医療機関で採用されています。

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小林化工様の新工場である清間第一工場は、2011年6月に大成建設の設計・施工で完成しました。今回は、小林化工株式会社 生産管理部 次長 岩佐 悦夫様にお話しを伺いました。

─ジェネリック医薬品を取り巻く医療環境は目まぐるしく変化していますが、最近の動向はいかがでしょうか。

日本における国民医療費(平成21年度)は年間約36兆円、このうち薬剤費は約8兆円であり、今後も増加することが見込まれています。このような中、国民皆保険制度を維持するために様々な政策が実施されており、薬剤費に関しても適正化が求められています。

国内における医薬品の使用状況といえば、先発医薬品の割合がジェネリック医薬品よりもかなり高く、先進国の中で最もジェネリック医薬品の使用が遅れています。
政府は2007年に「平成24年度までにジェネリック医薬品の数量シェアを30%にする」という目標を掲げ、使用促進のための施策を進めています。

─具体的な施策内容として、どのようなことが挙げられますか?

ジェネリック医薬品の信頼性を高め、患者様や医療関係の方々が安心して使用できるような環境を整備していくという方針に基づき、ジェネリック医薬品メーカーは医薬品の品質確保・安全供給・情報提供に関する取り組みの強化が求められるようになりました。医療の環境においてもジェネリック医薬品の使用促進に大きく動いており、最近では大手製薬メーカーの事業参入も活発化しています。

─そのような状況下で、清間第一工場のプロジェクト構想がスタートしたのですね。

画像新たな主力工場の一つとして清間第一工場を新設する構想は2008年にスタートしました。当社にて協議し

  • 「多品種生産への対応」
  • 「省力化によるランニングコストの抑制」
  • 「交叉汚染防止・封じ込め対応」

などいくつかのキーワードがまとまった段階で、数社に提案を求めました。

─大成建設をパートナーに選んでいただいた理由は何でしょうか?

大成建設さんは、人と物の動線の交差を無くしたレイアウトを基本に様々な技術提案をしてくださり、ロットサイズの大型化によって生産力アップを目指す当社の将来構想に適う内容でした。製剤機器そのものに関する提案も優れており、高度な医薬品施設をつくる上での知識と技術に長けていることを評価し、発注いたしました。

─どのような工場づくりを目指されましたか?
3次元フロービンシステム概要

3次元フロービンシステム概要(拡大)

「品質重視」「ローコストオペレーション」の実現を基軸とし、前述のキーワードを具現化する工場を目指しました。大成建設さんの提案内容で特に良かった点は、搬送システムと製造管理システム(MES)を組み合わせた「3次元フロービンシステム」です。
本システムを採用することで、人と物が交差することなく中間製品を自動で各製造エリアに搬送することができます。
クロスコンタミネーションやヒューマンエラーの防止につながり、品質に関する信頼性の向上と省力化を実現しています。

─清間第一工場では、今後どのような展開が期待できますか?

医療機関からの更なる要望に応え、安定して製品を供給していくために大型製品を中心に生産量を増大させていく予定です。具体的には、錠剤が5億錠、顆粒剤が50tである現在の年間生産能力を、10億錠、100tへと倍増することを目指しており、将来の拡張スペースも確保しています。また、将来、第二,第三の新たな工場を建設し、清間工場全体で多機能工場として展開することも可能です。

─少し話は変わりますが、御社の提供する「付加価値型ジェネリック医薬品」は業界内外から高い評価を受けていらっしゃいますね。

画像当社では「先発品と同等なジェネリック医薬品の提供」という考えにとどまらず、絶えず患者様や医療関係の方々の声に耳を傾け、付加価値のあるジェネリック医薬品を開発・生産・供給することを事業の柱としています。具体的には、既存製品に比べて「使用しやすい」「調剤しやすい」「服用しやすい」改良製品を「ユースフルジェネリック」と命名し、研究開発を進めています。

例えば、カプセル剤⇒錠剤や、錠剤⇒顆粒剤など、多量で服用しにくい薬を少量で服用しやすい薬にした製品があり、それらユースフルジェネリックは、NPO法人ジェネリック医薬品協議会より、優秀ジェネリック医薬品奨励賞や最優秀ジェネリック医薬品賞を頂いております。
当社は「求めるものは、求められるもの」という理念のもと、患者様や医療現場のニーズを的確に捉えた製品を、これからもお届けしてまいります。

─今後、大成建設がお役に立てることはどのようなこととお考えですか。

大成建設さんは、医薬品施設の豊富な実績に裏付けられる知識、技術をお持ちであり、今回のプロジェクトでも積極的に提案してくださいました。3月11日には東日本大震災が起こり、非常時であったにも関わらず、社員の方々が「良い工場を作る」という意志を持って私たちと一丸となり取り組んでくださったおかげで、最新鋭の工場が無事に工期通りに完成したことに深く感謝しております。
これからも、3次元フロービンシステムを凌駕する設備を開発して頂き、常に進化していく姿勢を持って、世界に誇れる素晴らしい工場を設計・施工し続けてくださることを期待しています。

─どうも有難うございました。

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(取材日 2011年12月6日)

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