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患者さんのQOL向上に貢献できる病院を目指しています。

医療法人つくし会 南国病院
院長 中澤 宏之 様

分野

医療・福祉

高知龍馬空港から車で約15分に立地する南国病院と在宅医療支援センター。周辺には美しい田園風景が広がっており、初めて訪れる人にも環境のすばらしさを感じさせてくれます。
そして明るく清潔感に満ちた院内には、地域に愛される施設づくりを目指す思いが随所に息づいています。

この南国病院 中澤院長様に、将来的な神経系特殊疾患を中心とした医療への取組みや、地域社会との関わりについてお伺いしました。

─神経系特殊疾患への取組みを教えてください。

神経難病の患者さんが長期療養することができる環境を整備したいというのが基本的な考えです。在宅療養や他院での長期療養が困難な方々を受け入れる特殊疾患療養病棟を平成14年に発足させました。

─個性を重視した治療に取り組まれています。

神経難病の中でも最重症の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんには特に当てはまることですが、皆と同じ治療ではなく、一人一人の状況・要望をしっかりと把握することを重視しています。

神経難病の治療は、根本治療の困難な患者さんに対して療養環境を整えたり、QOL向上のために患者さんの個性を重視しながら行う緩和ケアであると考えています。高知県には、神経難病の方々が長期療養できる場が少なかったので自身の専門性を活かして、地域に貢献できればと考えました。

─そのような治療の中で、変化はありましたか。

患者さんはもちろんですが、職員が一番変わりました。特に看護師達は、患者さんの療養環境の整備やオーダーメイド治療を通して、患者さんのQOL向上を意識するようになりました。

─一昨年に本館を増改築されました。

本館の増改築で重点をおいたことは、

  • 耐震性能を向上すること
  • 水周りの交換補強
  • 介護浴槽・浴室のリニューアル
  • 厨房作業環境の改善

などです。
特に浴室の全面改修については、患者さん・職員の双方から大好評です。

─本館の耐震診断には不安はありませんでしたか。

理事長である父は、施設面の管理に関しては以前から「施設の安全が医療安全の基本である」という姿勢でした。

耐震診断の結果次第では、かなりの補強工事が必要であると懸念していました。しかし、思っていた以上に建物の強度が高く、限られた場所だけを補強すれば良いことになり、大成建設さんがしっかりと施工してくれていた証拠であると思いました。お蔭様で予算を節約でき、他の施設整備に充てることができました。

─在宅医療支援センターを開設されました。

従来、昭和44年当院開設当時の古い建物の一部を利用して、

  • 訪問看護ステーション
  • 精神科デイケア

を運営してきました。

一般的に神経難病の方々にとってQOLの向上は、家族と共に在宅で療養することにあるとされています。在宅での療養期間をできる限り確保し、またそれをバックアップするために、

  • 通所リハビリテーション
  • 居宅介護支援事業所

を新設しました。

総合的に在宅医療を支援する集合体として、ひとつの建物の中に、訪問看護ステーションを含めた4機能と入院患者さんの社会復帰訓練を行う精神科作業療法室で構成されていることから「在宅医療支援センター」と命名しました。新たな機能を追加して開設した在宅医療支援センターが充分利用されることにより、入院の抑制と入院期間短縮の実現を目指しています。

東側外観

東側外観

1階ポーチ

1階ポーチ

─通所リハビリテーションフロアの使い心地はいかがでしょう。

かなり広くスペースをとっていただいたので、運用後も患者さんから非常に好評です。パワーリハビリ用機器を配置したので、実際にそうした機器類を設置すると手狭に感じるかと思いましたが、広々と利用することができています。

ゆったりとしたスペース、きれいで清潔な環境の中でできるリハビリは、患者さんにとって最適な環境を実現できたのではないかと思います。

2階通所リハビリ室(パワーリハビリ)
2階通所リハビリ室(パワーリハビリ)

2階通所リハビリ室(パワーリハビリ)

2階通所リハビリ室(スタッフ室)

2階通所リハビリ室(スタッフ室)

3階精神科デイケア 機能訓練室

3階精神科デイケア 機能訓練室

3階精神科デイケア 調理実習室

3階精神科デイケア 調理実習室

3階精神科デイケア 食堂

3階精神科デイケア 食堂

─1階ピロティはスムーズに機能されていますか。

以前はレントゲン車の入出庫に苦労していましたが、大型車両でも施設内のスムーズな移動が可能となり、大変満足しています。

1階ピロティ

1階ピロティ

1階玄関ホール

1階玄関ホール

─4階センターホールは使用されましたか。

2007年6月9日に在宅医療支援センター開設記念講演会を開催し、高知県内外から多数の医療関係者・市民の皆さんをお迎えすることができました。
平面な会場ではありますが、大きいスクリーンによって視認性も良く、音響環境も良好なので集中して講演やシンポジウムに取り組むことができました。

今後は、医療関連の講演だけではなく、情報交換の場所として患者さんの家族会、地域の文化的活動(保育園の発表会、健康相談会など)にも積極的に利用してもらいたいと考えています。
また、窓が大きく採光も良い4階ホワイエ・廊下は、そこにいるだけで安心して長くいたくなるような気持ちにさせてくれるすばらしい環境です。

4階ホワイエ

4階ホワイエ

4階センターホール

4階センターホール

4階廊下

4階廊下

4階廊下ガラスにはつくしをモチーフにした追突防止マーク

4階廊下ガラスにはつくしをモチーフにした追突防止マーク

─大成建設の仕事振りをお聞かせください。

月に一回の定例会議を始めとして、非常にしっかりと対応していただきました。

こちらの要望をきちんと聞いて下さり、次回にはその要望のまとめを書面で提出していただけるので、それを記録として保存していました。結果として、一年間を通してみると工事の流れがよく理解でき、考え方の整理にもなりました。
一緒に仕事をさせていただき、本当に良かったと感じています。

─今後、大成建設へどのようなことを期待されますか。

医療経営を取り巻く環境は厳しさを増す一方です。それに伴って発生するさまざまな課題に対して、医療福祉分野に注力する建設およびコンサルティング企業としての立場で相談に乗ってもらい、アドバイスをいただきたいと思っています。

─これから、どのように医療に取り組んでいかれますか。

これからは一人一人の患者さんに対するオーダーメード治療、さらには、QOLを向上することができる治療が必要であると考えています。患者の皆さんが安心できる療養環境の中で、ニーズを把握しながら、コミュニケーションを大切にしていきたいと思っております。

院長室より(うしろは、在宅医療支援センター)

院長室より(うしろは、在宅医療支援センター)

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