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病院機能を強化し、「まごころ医療、まごころサービス」を通じて地域医療に貢献します。

医療法人 田中会 西尾病院
事務長 宮地 正浩 様

分野

医療・福祉

医療法人 田中会 西尾病院は、明治28年に愛知県西尾市に開設された県内で2番目に伝統のある病院です。「まごころ医療、まごころサービス」を病院の理念に掲げ、地域医療の中心的存在として急性期から慢性期、介護までを担っておられます。

外観

外観

病棟案内

病棟案内(拡大)

今後の病院の方向性や事業性、適正な病棟構成などについて抜本的に見直した結果、2012年8月に新棟(南館)を新築し、既設棟の機能を一部移設して病院機能の強化を図りました。医療法人 田中会 西尾病院 事務長の宮地 正浩様にお話しを伺いました。

─新棟が完成してから半年が経ちますが、病院の運営状況はいかがですか?

看護基準のレベルアップなど、当初の想定通り、もしくはそれ以上の結果が得られています。新棟が大通りに面して建設され、アクセス性が良くなったことも影響しているのか、西尾病院に初めて訪れる患者さまが増えています。

1階待合ホール

1階待合ホール

3階スタッフステーション

3階スタッフステーション

5階食堂

5階食堂

─今回のプロジェクトは、どのような経緯でスタートしたのでしょう。

病院既設棟(本館)の老朽化に伴い、一部を建替えようと院内で検討していたころ、2006年に介護療養病床の全廃決定の政策が発表され、将来の病院の方向性を見つめ直す転換期を迎えました。「単に建替えを行うのではなく、今後の病院のあり方を再考し、場合によっては病棟構成を再構築する抜本的な改革を行うべきかもしれない」と考えてはいたものの、具体的にどうすれば良いのかが分からず悩んでいました。

─そのような中、大成建設をパートナーに選んでいただけた理由はどのようなことでしたか?

当院の田中理事長は、以前より大成建設が開催する医療フォーラムを通して、大成建設の医療福祉施設づくりに関する考え方やプロジェクトの進め方などを認識しており、専門性の高い知見や最先端の技術、実績などを総合的に評価しておりました。

大成建設の医療専門チーム(コンサルタント部門、エンジニアリング部門、設計部門などで構成)による提案は、患者さまの快適性やスタッフの機能性、さらに病院の経営効率まで考慮した病院づくりを具現化する内容でした。
田中理事長は、「将来に向けて新しい病院づくりを頼むなら、大成建設が適任だろう」と判断され、お願いすることにしました。

─プロジェクトはどのように進められたのでしょう。

大成建設は、私たちとともに病院の方向性や事業性、適正な病棟構成などについて検討を重ねながら、およそ4年の歳月をかけてグランドデザインを描いてくださいました。
対話を重ねる中で、「ケアミックス病院の強みを活かし、地域医療にさらに貢献したい」「回復期リハビリ病床を新設したいが、在宅復帰率のハードルが高く踏み切れない」など私たちの要望や課題が明らかになると、それらを解決するため様々なソリューションを提示してくださり、一つ一つ検討していきました。

─具体的に、どのようなソリューションをご評価いただけていますか?

例えば、既設棟における病床稼働率、患者構成、入院単価などについて現状を洗い出しデータを収集・整理した上で、「新棟を建設し、既設棟の病床を移して病棟構成を変えた場合、事業収支はどう変化するか」など、病棟構成を再編した場合の収支シミュレーションについてパターン別に示してくださいました。分かりやすく納得のいく判断材料を提供いただけたことは、プロジェクトを進める上でとても有効でした。

新棟新築による機能変化

新棟新築による機能変化

─既設棟のすぐ傍には「介護老人保健施設いずみ」が併設されており、入所・通所される方の健康管理や急変時にも対応できる体制を整えておられますね。

医療法人田中会では現在、病院をはじめ、介護老人保健施設、訪問看護、訪問介護、通所リハビリテーション、居宅介護支援事業所、西尾市地域包括支援センターの各事業所を運営し、他病院や診療所との連携を持ち、地域における保健・医療・福祉の一貫したネットワークのもと活動しております。様々な医療サービスを提供できる体制を整え、患者さまお一人お一人のニーズにお応えするよう努めております。

─西尾病院では、今後どのような取り組みを目指されますか?

地域医療の維持、向上を目指し、当院の理念である「まごころ医療、まごころサービス」を地域の皆さまに提供していくためには、様々なニーズに対応できるよう市内にある各医療機関が機能を役割分担し、充実した医療サービスを受けられるような医療・福祉のネットワークを構築・強化していく必要があります。そのような考えのもと、今回のプロジェクトでは、外来・一般病床・療養病床を擁する新棟を完成し、既設棟の機能を一部移設し、病院機能の強化を図りました。
これからも、多様な機能を担う地域密着型の病院として、より高度で幅広い医療と医療サービスの提供を通じて地域の医療、介護に貢献してまいります。

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―どうも有難うございました。

(取材日 2013年2月14日)

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