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新工場から最高の「美味しさ」を作り出し、社会に愛される企業を目指します。

株式会社木の屋石巻水産
代表取締役社長 木村 長努 様
代表取締役副社長 木村 隆之 様

分野

食品

宮城県石巻市で水産加工業を営む株式会社木の屋石巻水産様は、創業50年を誇る老舗企業です。鯨、さば、いわし、さんまなどの缶詰や加工品を生産し、こだわりの逸品で全国の食卓に旬と美味しさを届けておられます。

東日本大震災により倒壊した本社社屋・工場の再建にあたり、内陸部に新たに美里町工場を整備し2拠点体制とすることで、将来のリスク分散を図る計画を行い、どちらも大成建設の設計・施工により完成しました。

美里町工場

美里町工場

本社工場

本社工場

株式会社木の屋石巻水産 代表取締役社長 木村長努様と代表取締役副社長 木村隆之様にお話しを伺いました。

株式会社木の屋石巻水産 代表取締役社長 木村 長努 様

株式会社木の屋石巻水産 代表取締役社長 木村 長努 様

株式会社木の屋石巻水産 代表取締役副社長 木村 隆之 様

株式会社木の屋石巻水産 代表取締役副社長 木村 隆之 様

─御社の企業理念を教えてください。
看板商品の鯨大和煮缶詰

看板商品の鯨大和煮缶詰

木村社長様:
従業員とお客様の満足と幸福を追求し、地元の方だけではなく、商品を食べていただいたすべての方に美味しいと感じていただけるよう努めることが、私たちの基本姿勢です。
創業以来、生業として鯨を扱っており、日本の食文化の一つである鯨をより多くの皆さまに食べていただけるよう、事業を続けながら「鯨文化の保存」を進めてまいります。

─新工場を計画するにあたり、どのような工場を目指されましたか?

木村社長様:
新工場の計画では、安全・安心を確立するためのHACCP対応の工場づくりを意識しました。それと同時に、手作業でなければ真の美味しさを引き出せないとも考えており、HACCPなど決められた基準の中で美味しいものを作るには、どのような工場を目指すべきかについて追求しました。新工場では、機械化により効率アップを図る工程と、手作りによって美味しさを作り出す工程を設けることで相乗効果を得られています。

─「安全」と「美味しさ」を追求することに加えて、重要視されたことはございますか?
美里町工場の見学者通路

美里町工場の見学者通路

木村副社長様:
従業員の働きやすさを最優先に考え、自分の家のように大事にできる、毎日来たくなるような居心地の良い工場を目指しました。

水産業は、若い人たちが入りたがらない業種の一つですから、「ここなら働きたい」と思ってもらえるような工場を作りたいと思っていました。例えば美里町工場では、「自然豊かな環境の中で大切に商品を作っています」という私たちの姿勢がイメージとしてお客様に伝わりやすいよう、来訪されるお客様に開放できるテラスや見学者コースを設けました。
工場見学で訪れた学生さんが、働く従業員の様子や完成していく商品を見て、「すごい!」「美味しそう!」と歓声を上げている様子を見るたびに嬉しく思います。

─従業員の方々からは、どのような声が聞かれますか?

木村副社長様:
社長や私を含め、震災を経験した社員全員が、拠点機能を1か所に集約していたことのデメリットの大きさを痛感しておりました。今回、新たに2拠点体制を整えたことで、皆の安心感は確実に高まっていると感じます。また、クリーン度が高く、キレイで働きやすい工場が完成し、皆のモチベーションがさらに高まりました。

─今回のプロジェクトでは、初めて当社をパートナー企業として選定いただきました。

木村社長様:
大成建設の食品工場に精通した知見や提案力は期待以上のものでした。設計、施工、エンジニアリングとオール大成のチームが一気通貫でプロジェクトを進めてくださり、私たちの急な要望にも迅速に対応していただきました。当社との密な連携のもと、スピード感のある仕事ぶりでプランニングから工事までを遂行してくださいました。

「鯨」をモチーフにしたデザイン

「鯨」をモチーフにしたデザイン

木村副社長様:
「災害に強い工場」であるとともに、「みんなが働きたくなる工場」というコンセプトを見事に形にしてくださいました。美里町工場と本社工場それぞれに求められる安全性や機能性について、私たちと共に追求し具現化してくださいました。個人的には、当社の企業理念でも触れている「鯨」をモチーフにした美里町工場のデザインをとても気に入っています。

─最後に、御社の今後の展望についてお聞かせください。

木村社長様:
石巻の生産者や消費者の方々はもちろんのこと、全国のお客様に私たちの商品を歓迎してもらえるような商品作りをして、地元に、そして社会に愛される企業になりたいと思っています。これから復興していく過程で、石巻について皆さんに知っていただき興味を持っていただいて、石巻に足を運んでいただけるよう、私たちの企業活動を通して貢献していきます。

木村副社長様:
新しくなった2拠点の工場をますますフル稼働させ、お客さまにもっと喜んでもらえるような商品を作ってまいります。お客さまとできるだけ近い存在になり、商品を通じて私たち企業のイメージや考えていることをわかっていただきたいです。そして地域に貢献できる企業になりたいと思います。震災後、ボランティア活動などを通して助けていただいた全国の皆さんに、いい形で恩返しをしなければいけないと考えております。そのためにはいい商品を作って喜んでいただけることが、まずは恩返しの第一歩であると思っています。

─どうも有難うございました。

(取材日 2013年12月)

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東日本大震災により倒壊した本社工場を再建したい。将来のリスク分散を図り、沿岸部と内陸部の2拠点に新工場を建設したい。

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