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最先端開発で勝負していきたいです。

セーレン株式会社
取締役専務執行役員 野村 正和 様

分野

電子デバイス

奇勝東尋坊、越前かに、温泉と聞けば、その場所は福井県三国町です。
その三国町には、福井県企業局が事業主体のテクノポート福井(TPF)という工業団地があり、この地に研究開発の拠点を構えているのが、躍進を続けるセーレン株式会社様です。

繊維企業として創業され、今年で120周年を迎えられる現在ではオートモーティブ・ハイファッション・エレクトロニクス・ハウジング・メディカルの5つの事業領域にわたり、多彩かつ高付加価値な企業活動を展開されています。

外観

外観

この度、フィルムをベースにした次世代エレクトロニクス部材の量産プラントであるFMセンターが竣工しましたので、取締役専務執行役員の野村正和様にお話を伺いました。

─FMセンター建設の背景についてお聞かせ下さい。

25年ほど前より繊維と金属を合わせた材料の研究を行ってきました。今日ではプラズマディスプレーパネル(PDP)やパソコン、携帯電話、MRIなどの医療機器の部屋全体などに使われる電磁波シールド材を供給しています。

繊維は加工中に長さが変化しやすい等、電子デバイス関連素材としては取り扱いが難しい面があり、ご評価いただくのに多少時間がかかりましたが、ご採用後はコストパフォーマンスを含めて、ユーザー企業様にご好評いただいております。
そんな流れの中で、次世代金属複合材料としてフィルムメッシュの開発を進めておりました。

今回大成建設さんにお願いしましたFMセンターはフィルムをベースにした次世代エレクトロニクス部材の量産プラントです。

─御社は繊維製品の一貫生産体制を整えていらっしゃいますが、フィルムにおいてもそうした体制を目指されているのでしょうか?

FMセンターで生産されるフィルムタイプの商品は、長さ数千m単位の連続生産に対応可能です。新素材ですから製造には独自の技術と繊細な取り扱いが要求されます。従って、製造ラインも個々の装置設計も全て自社で手掛けています。現在は、まだ数ラインしか稼働しておりませんが、2010年末には10ラインの体制でフル稼働を目指しています。

─生産設備から自社で設計されているのですね。FMセンター建設にどんなご苦労がありましたか?

我々の製品は、取引先の市況に左右されます。ある程度柔軟に対応できるようにしておく必要がありました。

プロジェクトの進行と並行して、我々も自社内において製造ラインや個々の装置の設計を行っていましたので、大成建設さんにはまだ未完成であった生産設備機械とのバランスをとっていただきながら、施設の企画・設計を進めていただくという非常に困難なお仕事をお願いしました。

新素材は塵埃や温度に敏感な材料です。いかに効率よくクリーン度を上げるか、温度管理をどうするか、そういった管理に精通している方に設計していただけたのは本当に助かりました。

─工場の試運転を含めて7ヶ月という工期でしたが?
岸本様・野村様・山田様

岸本様・野村様・山田様

我々もユーザー様へ製品を納品する日が決まっておりましたから、限られた工期の中で、大成建設さんにはコストパフォーマンスよく仕上げていただくことを期待していました。

我々と大成建設さんのエンジニアリング部門、設計部門、施工部門である作業所の方々と週に1、2回は集まり、コミュニケ−ションよくプロジェクトを進めていただきました。

生産設備をよく理解しているエンジニアリング部門と生産施設に関する豊富なノウハウをお持ちの設計部門とが協力し合い、きめ細かな配慮がなされた設計をしていただけました。
設計・施工でお願いしてベストだったと思っています。

─成長されている御社の事業の中で、非繊維事業の位置付けはどうですか?

現在売上高は1,100億です。売上高のうち4割がシートファブリックやエアバックなどの自動車部材です。非繊維事業については市況の変動が大きいのでなかなか先が読みづらいという面もありますが、FMセンターも6月までには本格稼働に入り、2010年末には10ライン体制のフル稼働、年間500万枚の生産規模に乗せたいと考えています。今後も自社の強みを活かした最先端製品の開発で勝負していきたいです。

インタビュー後、ショールーム内をご案内いただきました
インタビュー後、ショールーム内をご案内いただきました

インタビュー後、ショールーム内をご案内いただきました

─本日はありがとうございました。

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
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セーレン株式会社 FMセンター

お客様への納品時期が決まっているが、製造ラインは設計中である。この状況に対応しながら工場を建設してもらいたい。

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