ホーム - お客様の声 - 教育・文化 - 学校法人 早稲田大学 早稲田キャンパス2号館、西早稲田キャンパス56号館、58号館、65号館

画像

「なるほど!」と思わせるプラスアルファの提案力を評価しました。

学校法人 早稲田大学 早稲田キャンパス2号館、西早稲田キャンパス56号館、58号館、65号館
キャンパス企画部 企画・建設課長 北野 寧彦 様

分野

教育・文化

画像学校法人早稲田大学様が運営する早稲田大学は、日本の近代化が進む1882年(明治15年)に創設され、現在、全国に9つのキャンパスを運営しておられます。

早稲田キャンパス内に建つ2号館(旧図書館)と、西早稲田キャンパス内に建つ56号館、58号館、65号館は、建物の耐震性能を向上させるために耐震補強を行う必要があり、2010年から2012年にかけてその計画が進められました。
キャンパス企画部 企画・建設課長 北野 寧彦様にお話しを伺いました。

─今回の耐震補強工事を計画するにあたり、どのようなご要望をお持ちでしたか?
早稲田キャンパス2号館(旧図書館)

早稲田キャンパス2号館(旧図書館)

早稲田キャンパス2号館と西早稲田キャンパスの56号館は、創建当時からの思想と伝統を受け継ぐ建物であり、「外観を一切変えることなく補強する」ということが絶対条件でした。

また、西早稲田キャンパスは理工学術院の拠点であるため、耐震補強工事の対象となった3つの校舎では、学生・教職員がつねに実験や研究をしています。各室内にはたくさんの実験機器などが設置されており、工事による教育研究活動に対する影響を最小限に抑えるためには、なるべく建物の外側だけで工事を完成することがポイントでした。
こうした背景から、「建物の内部・外部への影響を最小限に耐震補強を行う」ことを第一に、どのような補強方法が考えられるのかを検討しました。

─数社によるコンペを経て当社にご依頼いただきました。どのようなことが決め手となりましたか?

こちらから提示した課題や要望を踏まえたうえで、私たちが不可能だと思っていたことを可能にする提案や、私たちの要望にプラスアルファした提案をしていただけたことを評価し、大成建設に決めました。

―例えばどのような提案について、ご評価いただけたのでしょう。

独自に開発された耐震補強部材(「T-Grid」と「T.T-Wall」)を上手に活用することで、建物内へは全く手を加えずに工事する施工計画を提案してくださいました。
当初は、耐震補強部材を建物に付与することで、一部の室内では窓などの開口部を潰すことになっても仕方ないだろうと思っていましたが、今回採用した2種類の耐震補強部材は、採光や通風を確保することができるものでした。工事のあとでも室内の快適性はそのまま維持できており、利用者にも好評です。

大成建設オリジナルの耐震補強部材「T-Grid」
室内より撮影

室内より撮影

室外より撮影

室外より撮影

大成建設オリジナルの耐震補強部材「T-T.Wall」
画像
画像

画像また、例えば65号館の外壁について、「配管がむき出しになっている現状を改善し、見た目とメンテナンス性を向上させたい」という私たちの要望に対して、壁面緑化の視点を盛り込んだ提案をしてくださるなど、予想以上のソリューションを期待できました。

―工事中の対応はいかがでしたか?

建物を閉鎖することなく工事を進めるという状況において、学生をはじめ利用者の安全を確保することに細心の注意を払うことはもちろん、いかに利用者の負担を少なくするかという点に配慮して施工計画を立て、工事を無事に完了してくださいました。現場の方々をはじめ、オール大成のしっかりとした組織力には安心感を持てました。

―今後、どのようなキャンパスづくりを目指されますか?

早稲田大学ではキャンパス整備指針を策定しており、それに基づいて各施設を管理・運営しています。キャンパスごとの個性を尊重しつつ、時代の変化にあわせて進化させていく部分と、いつまでも変わらずに次世代へと継承し続ける部分を定めており、建物についても個別に保存グレードを設けてそれぞれの改修方針を立てています。
そうした方針のもと、今後も早稲田大学の伝統を守りながら、その一方で時代の最先端をいくキャンパスづくりを目指していきます。

─どうも有難うございました。

(取材日 2014年2月)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

関連記事

画像

事例ライブラリ[人のための施設]

学校法人 早稲田大学 早稲田キャンパス2号館、西早稲田キャンパス

歴史ある建物の伝統を守りながら、より安全で使いやすく進化させたい。

同じ分野の事例を見る