ホーム - お客様の声 - 教育・文化 - 学校法人 立命館

画像

立命館の思想やアイデンティティーを感じ取ることのできる建物づくりを行っていきます。

学校法人 立命館
財務部 管財課 安原 壮一 様

分野

教育・文化

学校法人立命館様は、現在、約48,000人が学ぶ総合学園(小学校から大学院までを含む)として発展し続けておられます。

びわこ・くさつキャンパス(BKC)内に完成した理工系新棟「トリシア」は、省エネルギーや環境負荷軽減につながる最新技術を導入し、環境省委託事業に採択されるなど、環境技術に関する先端的な教育・研究を発信していく新拠点として2014年5月にオープンしました。
学校法人立命館 財務部 管財課 安原 壮一 様にお話しを伺いました。

理工系新棟「トリシア」の外観

理工系新棟「トリシア」の外観(設計監理:株式会社 安井建築設計事務所、施工:大成建設株式会社)

─今回のプロジェクトでは、どのような教育・研究施設を目指して計画を進められましたか?
理工系新棟「トリシア(Tricea)」の「Tri」はTrinity(三位一体)であり、「教員・職員・学生」の連携や「産・学・官」の連携を表わします

理工系新棟「トリシア(Tricea)」の「Tri」はTrinity(三位一体)であり、「教員・職員・学生」の連携や「産・学・官」の連携を表わします

学生の成長に資する最高の学び場として、また、国や企業との共同研究を積極的に推進する場として「真に求められている建物のあり方」を追求するため、本学の教職員と学生、設計者、施工者が三位一体となり、意見を交換しながら計画を進めました。
設計コンセプトを「実践的な教育を実現する、上質な教材としての環境教育棟づくり」とし、それを具現化するための様々な仕掛けを建築計画に盛り込みました。

─例えばどのような“仕掛け”を構築されたのですか?

「グリーンビルディング・コンソーシアム」協力企業様の協力のもと、自然エネルギーの利用や躯体蓄熱、雨水利用などの最新技術を取り入れ、建物と環境を定量化するなど研究素材として活用できる建物を実現しました。

※グリーンビルディング・コンソーシアムとは、立命館大学様と民間企業が連携して環境負荷軽減技術の研究を行うための組織です。

建物の断面イメージ

建物の断面イメージ(拡大)

また、例えば廊下や研究室の一部は天井を張らずに、天井裏の設備配管や柱、梁など建築と設備の構成を可視化しており、学生が建物で「過ごす」、「体感する」ことで建築や環境に対する感性を磨き、それらの成り立ちやしくみを肌で学べる“生きた教材”として成り立つ建物としています。
さらに、学生同士、学生と教職員とのコミュニケーションを促進するため、「イバショテラス」や「ラボカフェ」など様々なかたちで交流スペースを設けました。

イバショテラス

イバショテラス

ラボカフェ

ラボカフェ

─新棟の使い勝手について、利用者の方々からはどのような声が聞かれますか?
教員研究室の前に設置された共有スペース「ティーチングコモンズ」は、ゼミなどの活発な議論の場として利用されています

教員研究室の前に設置された共有スペース「ティーチングコモンズ」は、ゼミなどの活発な議論の場として利用されています

学生からは、「高度な環境実験棟に組み込まれた様々な仕組みを活用することで、日々の研究に対する理解が深まる」との声が聞かれます。
一方、教職員の方々からは、「視認性の高い設計、交流を促す建物づくりのおかげで、利用者同士が挨拶する機会が増えている。お互いのコミュニケーションがさらに活性化していると感じる」などの感想を伺っています。

計画時に目指した新棟のあるべき姿が具現化され、利用者にとって有益な学びと研究の場となっていることを嬉しく思います。

─外部の方々からの反響はいかがでしょう?

毎月、何組もの見学者を受け入れて新棟をご案内している中で、多くの方々から「先進的な環境実験棟として面白い取り組みを形にした珍しい建物ですね。つくった人々の熱い思いやチャレンジ精神が感じられます」と言っていただいております。教職員と学生の意見を交え、多くの協力企業様と一体となって完成した建物を、初めて訪れた方々にそのように評していただけることを嬉しく思います。

─プロジェクトの進め方など、大成建設の仕事ぶりに対してどのようなご感想をお持ちですか?

どんな困難な状況下でも、常に前向きな対応で私たちの思いをどこまでも汲み取り、プロジェクトを遂行してくださいました。
大成建設様のグループ理念体系に記されている「大成スピリット」(グループの全役職員が大切にする考え方)では、「自由闊達・価値創造・伝統進化」を掲げておられます。今回のプロジェクトではまさにその企業精神を感じることができました。ものづくりの精神を大切にしつつ、先進的な課題に挑戦し付加価値を生み出そうとする企業姿勢を備えておられること、そしてそれを実現する 総合力を十分に保有されていることを実感いたしました。

─最後に、プロジェクトを振り返って一言お願いします。
エントランスコートにて

エントランスコートにて

立命館大学では、今後も教育研究の質の向上とそれを支えるキャンパスづくりを推進していきます。
管財課の立場にいる者として、今回のプロジェクトで得たことや経験を活かし、これからも立命館の思想やアイデンティティーを感じ取ることのできる建物づくりとキャンパスの整備に携わっていきたいと思います。

大成建設様には、今後も良きパートナーとして、新技術や情報をご提供いただけることを期待しています。

─どうも有難うございました。

(取材日 2014年11月12日)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

関連記事

画像

事例ライブラリ[人のための施設]

学校法人 立命館 立命館大学 びわこ・くさつキャンパス 理工系新棟「トリシア」

教育・研究の質の向上に寄与する「地球環境に配慮した環境教育棟」をつくりたい。

同じ分野の事例を見る