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人にも環境にも優しい、スーパーエコファクトリーが誕生。

レンゴー株式会社 新京都事業所

分野

その他(製造業)

課題

工場再構築, 新工場計画

お困りごと

段ボールを生産する京都工場に印刷紙器を製造する桂工場を統合し、近畿圏の拠点工場としてより高品質の製品を効率よくお客様にお届けしたい。
また、地球環境保全にも配慮した次世代型の工場づくりを実現したい。

成功事例

2006年3月から京都工場に桂工場を統合するための工事が始まり、2008年4月に段ボール・印刷紙器一体型工場として環境配慮型の新京都事業所が完成しました。
段ボール工場としては初めて大規模な太陽光発電システムや段ボールでできた空調ダクト「コルエアダクト」を採用しています。

航空写真(新京都事業所)

航空写真(新京都事業所)

人にも環境にも優しい工場づくりを実現

段ボールの国内トップメーカーとして歩み続け、2009年に創立100周年を迎えたレンゴー株式会社様の新京都事業所は2008年にリニューアル工事が竣工しました。
新京都事業所では約230名の従業員の方々が働いており、段ボールシートを最速400m/分で作ることのできる最新鋭の機械「コルゲータ」等を用いて、食品や飲料をはじめ様々な用途に最適な段ボールを製造しています。

今回のリニューアル工事では、段ボール工場のさらなる環境負荷低減を目指して革新的な取り組みが行われました。

CO2の年間削減量は約150t!!─大規模太陽光発電システムを導入
ソーラーパネル

ソーラーパネル

総パネル数2400枚、出力400kW、年間約37万kWhの発電能力を持つ太陽光発電システムを新たに導入。この発電能力により、工場全体の使用電力量の約1ヶ月分をまかなえ、休日など工場が操業していない時は電力会社への売却ができるようにしました。
また、CO2の削減量は年間約150tと見込まれており、これは森林面積に換算すると約40ha分に相当します。

レンゴー株式会社 パッケージングディビジョン 段ボール部門
西日本事業部 新京都事業所 業務部 兼 生産管理室長 兼 段ボール工場製造部
部長代理 古家 栄二 様

画像当社には環境を意識した工場づくりという概念が定着しており、大規模な太陽光発電設備の整備を実施しました。2400枚の太陽光パネルを工場の屋上に設置するにあたり、総荷重に耐えられるように大成建設さんに補強工事をお願いしました。エコファクトリーとして新しくスタートした新京都事業所に見学に訪れるお客様の数は従来の5倍以上に増え、弊社の環境問題に取り組む姿勢をとても高く評価していただいております。
イニシャルコストは決して安くはありませんが、かかったコスト以上の収穫を得られているのではないでしょうか。

2010年3月に完成予定の福島矢吹工場では新京都事業所の約4倍の太陽光パネルを設置する予定であり、当社は今後も積極的に環境対策を実施してまいります。

段ボールでできたダクト「コルエアダクト」を導入

大成建設株式会社、レンゴー株式会社、株式会社栗本鐵工所の3社で共同開発いたしました段ボール製のビル空調・換気用ダクト「コルエアダクト」を管理棟と工場の空調ダクトとして採用。
厚さ8mmの段ボールにアルミニウム箔をラミネートした「コルエアダクト」は従来の鋼板製ダクトと比べて、生産時のCO2排出量を75%削減し、重量は1/5と軽くて施工しやすく、コストも3〜4割安いなど、様々なメリットをもたらします。

レンゴー株式会社様 管理棟の天井。初めて導入されたコルエアダクトを見ることができる

レンゴー株式会社様 管理棟の天井。初めて導入されたコルエアダクトを見ることができる

管理棟の壁面には三社の共同開発を記念したタブレット

管理棟の壁面には三社の共同開発を記念したタブレット

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新京都事業所内

レンゴー株式会社 パッケージングディビジョン 段ボール部門
西日本事業部 新京都事業所 営業部 営業課 立元 寿志 様

画像工場内の「コルエアダクト」は施工から4年がたちますが、特に不具合が生じることもなく、またメンテナンスを行う必要もなく、従来の鋼板製ダクトと機能面で全く遜色ありません。段ボールは断熱性に優れているので他の金属製品でできているダクトのようにグラスウールなどの断熱材で覆う必要が無く、見た目にも優れています。

レンゴー株式会社 製紙部門
営業本部 機能材・化学品営業部 営業第二課 課長代理 高野 和哉 様

画像私は「コルエアダクト」の営業に携わっていますが、お客様からの反響の大きさに驚いています。分野を問わず多くのお客様から、弊社の製品の中でも特に高い反応を得ることができており、昨年11月にはTV番組「がっちりマンデー」にて紹介され認知度も高まっています。
これまで鋼板製のダクトが当たり前で、ダクトはこれ以上進化しないと思われていた中での段ボール製ダクトの誕生は画期的であり、お客様からはその着眼点や具現化した技術力を高く評価していただいております。

段ボールを用いて何か新しいものづくりを創造できないかと思案していた時に、大成建設さんからこのプロジェクトへのオファーがあり、感謝しています。3社の技術や知恵が集結して、段ボールとダクトの新しい道が切り拓けました。
「コルエアダクト」の開発で培った経験を活かして今後も新しい分野の開発に取り組み、パッケージング・ソリューション・カンパニーとしての総合力に磨きをかけていきたいと思います。

左より 立元様、古家様、高野様

左より 立元様、古家様、高野様

(取材日 2010年1月)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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