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CO2とコストを大幅削減!たたんで運べる段ボールダクト

コルエアダクト

分野

その他(製造業)

課題

工場再構築, 新工場計画

適用物件

適用物件

今から100年ほど前、日本でもつくられ始めた段ボールは、中空構造ゆえに断熱性や保温性に優れており、その原料はほぼ100%近くが古紙であり、高いリサイクル率を誇る環境にやさしい優れた包装材です。
環境に優しい設備機材を新たに作れないかと考えていた大成建設は、レンゴー株式会社、株式会社栗本鐵工所と共同で段ボールを主材料とした空調用ダクト「コルエアダクト」を開発しました。

2007年4月の販売開始から4年が経過し、既に56の物件で採用され、用途も多岐にわたっています。

段ボール+アルミの特性を活かして

画像「コルエアダクト」は厚さ8mmの段ボールの表面に20μmのアルミニウム箔をラミネートした材料で作られています。断熱性・保温性に優れた段ボールと、火に強く水分を通さないアルミニウム箔を組み合わせることでダクトとしての性能とコストのバランスの良い商品をつくることに成功しました。
新たに誕生した「コルエアダクト」はその特徴を活かし、他にも様々なメリットをもたらします。

環境負荷低減
2008年に「“超”モノづくり部品大賞」を受賞

2008年に「“超”モノづくり部品大賞」を受賞

  • ダクト生産時のCO2排出量を鋼板製ダクトに比べ75%削減
  • リサイクル率70%以上(アルミニウム箔含む)
  • グリーンマーク表示製品登録
コスト削減
  • コスト20〜30%削減(施工費を含む)
  • 段ボールの中空構造により、断熱材の施工が不要
作業効率アップ

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  • 鋼板製ダクトに比べて1/5に軽量化
  • 作業効率がアップし、工期短縮を実現
その他
  • 地震による落下被害を軽減

「コルエアダクト」は平板の状態で輸送することができ、現場で容易に組立てられるため、以下のメリットが見込めます。

  • 輸送時の容積が鋼板製ダクトと比べ約1/10に削減(輸送費の低減・生産時以外のCO2削減)
  • 直管型、曲管型など多様な形状
  • 工場のレイアウト変更などにも簡単に対応が可能

コルエアダクトの組立て手順

最新パンフレットが完成しました!

大成建設では、今回ご紹介したコルエアダクトについて解りやすくまとめた最新パンフレットを完成しました。この機会にぜひ、お問い合わせください。

お問い合わせフォーム

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大成建設担当者より

本社技術センター 建築技術開発部 建築生産技術開発室
エコプロダクトチームリーダー 生天目 泰

画像「コルエアダクト」は部材の軽量化と施工の簡略化を実現し、誰でも容易に、より短期間で施工を行うことができます。基本的にはメンテナンスフリーのため、ランニングコストの心配もいりません。

環境問題に配慮した新たな設備機材の開発という視点から、「コルエアダクト」の研究開発はスタートしましたが、段ボールの表面にアルミニウム箔のラミネートを施す際は試行錯誤の連続でした。それぞれの素材の最も有効な組み合わせを調べると同時に、不燃材料認定を取るための実験を1年以上に渡り行い、2005年に国土交通大臣による不燃材料認定を取得しました。
開発とは、歩みを止めずに続けることが大切であると考え、今後もプロジェクトチーム一丸となって「コルエアダクト」の普及と進化に務めてまいります。

本社技術センター 建築技術研究所 環境研究室
設備計画チーム 主任 森田 深雪

画像現在は月に一度、「コルエアダクト」を共同開発した3社の研究者でミーティングを行い施工者などから吸い上げた意見や、収集したデータを参考に更なるバージョンアップを目指して取り組んでいます。ダクトの形状やその組立て方も様々な用途に対応できるよう多様な形状を展開しており、より幅広いニーズに応えられるよう今後も改良を続けていきます。

左より 森田主任、生天目チームリーダー

左より 森田主任、生天目チームリーダー

(取材日 2010年1月)

※開発者のコメント内容は初掲載時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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