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トータルエンジニアリングで実現「挑戦し続ける企業の戦略的拠点」

株式会社サンフレッセ 湘南工場

分野

食品

課題

早期稼働, ワンストップサービス, 新工場計画

お客様のご紹介

株式会社サンフレッセ株式会社サンフレッセは、パン類および冷凍パン生地・冷凍ケーキの製造・販売、学校給食向け米飯・惣菜の製造・販売を主な事業とされています。
サンフレッセとは、太陽のエネルギーを意味するサン、フレッセは、フランス語のFrais(新しい)とEssai(試み)を結合した造語で、現状に満足することなく、自己を変革し、新しい試みにアグレッシブに挑戦し続けたいという願いを社名としています。
「食」事業を通じてお客様に満足と喜びを提供することを基本使命とし、社会的責任を果たしてきました。

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2018年6月、神奈川県平塚市の中央部に位置する「東豊田工業団地」、晴れた日には美しい富士山が映える風光明媚な土地に、株式会社サンフレッセの新たな拠点、湘南工場が完成致しました。

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プロジェクトの課題

株式会社サンフレッセ 取締役 湘南工場長 根岸 孝雄 様

株式会社サンフレッセ
取締役 湘南工場長
根岸 孝雄 様

既存工場の生産能力が、注文の増加に追いつかなくなりつつあったため、生産能力の増強と出来るだけ早く生産を開始することが最大のミッションでした。
設計・施工・エンジニアリングを1社で出来る大成建設を指名し、工期の短縮に期待しました。
フードセーフティー、フードディフェンス、FSSC22000の取得に対応した工場、高品質で生産性の高いライン、工場で働く従業員の環境整備も重要な課題でした。

1社ワンストップのトータルエンジニアリングで課題解決

大成建設株式会社 エンジニアリング本部 食品施設プロジェクト 室長 炭田 光郎

大成建設株式会社
エンジニアリング本部
食品施設プロジェクト 室長
炭田 光郎

プロジェクトのスタートにあたり、お客様の「想い」をヒアリングし、当社のスタッフ全員で共有することから始めました。その「想い」を実現するため、エンジニアリング本部が中心となり、製造施設の要である「生産ラインはどうあるべきか」を考え「基本プラン」を構築、この基本プランに基づき、食品工場専門の「設計部門」「エンジニアリング部門」及び「施工部門」1社一丸となってプロジェクトを推進しました。

「1日も早く生産を開始したい」というミッションの実現のために、施工フェーズでは建築工事と生産設備工事の適切なラップで工期を短縮、建築工事中から生産機器の試運転やテスト生産を並行して行うことで本生産までの準備期間も短縮、竣工後もエンジニアリング社員が常駐し、生産機器の安定稼動までアフターフォローを行い、スムーズな本生産開始に寄与、ミッションを達成しました。これが大成建設の最大の強みである1社ワンストップの『トータルエンジニアリング』です。

大成建設の1社ワンストップ『トータルエンジニアリング』のメリットと特徴

「建設力」と「エンジニアリング力」の2つの力を合わせ持つ企業だからできる「トータルエンジニアリング」で、どちらか一方の力だけでは到達し得ない最適な食品工場を実現します。

  • 施設全体の最適化
    1社ワンストップだから、プロジェクト全体をトータルに判断、施設全体を最適化
  • 工期の短縮
    1社ワンストップだから、工程を合理的にオーバーラップさせる調整がスムーズ
  • コスト低減
    1社ワンストップだから、各社が個々に計上する安全率・余裕が不要、コスト低減
  • 発注者負荷の低減・責任の一元化
    1社ワンストップだから、発注者からの指示伝達の窓口、責任が一元化

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施設のご紹介

建築設計のコンセプトは「スマートファクトリー」

外観は、サンフレッセ社長のご要望である食品工場らしくないデザイン。コンセプトは「スマート・ファクトリー」。すっきりとした外観と従業員の働きやすさを重視しました。
サンフレッセ様の社是である、「誠実」、「挑戦」、「協力」の3つのキーワードから、多様な個性を尊重し、「チームワークの無限の力」を表現するものとして外観デザインを考えました。
外壁色は、鮮やかなロゴマークが映える無彩色を基調としながらも、3色の金属断熱パネルと角波鋼板を組み合わせ、異なる外壁材を一つのデザインにまとめる設計とすることで、チームワークを表現しました。

チームワークを表現したパッチワークデザイン

大成建設株式会社 設計本部 建築設計部 室長 横溝 成人

大成建設株式会社
設計本部 建築設計部 室長
横溝 成人

地区計画による高さ15mの制限のために屋上に設置できない機器をトラックヤードの庇の上部に配置しました。
さらに景観条例に対応するために一般的にメンテナンス用の床材として使用されている材料を目隠しとして利用したことも、シンプルでスマートな表情を作る要因となっていて、大変気に入っていただけました。
西側の外壁は、将来の増築に対応した材料を選定しています。

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フードセーフティ

フードセーフティには、最も注力して取り組みました。

パン部門は、AIBフードセーフティ監査を受け、全国でも数少ない最優秀工場認証“SUPERIOR”を取得。交差汚染を防止し、独自に設けたイースト菌の検出基準を充足するため二重更衣を導入、静脈認証の採用や監視カメラの設置、清潔区域ごとの徹底したゾーニング計画、従業員専用道路や塗床の入隅部や縦配管、フットセンサーなど細部まで注意を払っています。

防虫対策では、多重防虫区画を形成し区画貫通部の全数写真確認と竣工時のモニタリングを実施。大成建設が開発した気密型防虫フィルター「T-Pest Guard」も採用。

独自のイースト菌の検出基準を充足する「二重更衣」

独自のイースト菌の検出基準を充足する「二重更衣」

各製造室の温度差への適切な対応
大成建設株式会社 設計本部 設備設計部 プロジェクトエンジニア 根本 彩子

大成建設株式会社
設計本部 設備設計部
プロジェクトエンジニア
根本 彩子

「ケーキを焼く工程」ではオーブンの給排気のバランスや、外気の温度、湿度などが大きく影響することがわかり、お客様と共に給排気のバランス、制気口の位置、噴き出し方向などを検討しました。
製造室の大半は設計温度が18〜22℃となっていますが、冷凍庫や冷蔵庫も多数設置され、ケーキをオーブンで焼く工程もあり、各室で温度条件が大きく異なり、結露、防カビを考慮した適切な空調システムと外気供給が求められました。エンジニアリング本部の生産環境条件に対し、建築の断熱仕様、空調換気のシステムを検討し、各温度帯に適した露点温度まで除湿できる外調機と中温PACの併用システムを採用しました。

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画像製造室内ではデリケートな商品や、作業している従業員に直接冷気を当てないという要求があり、ソックダクトの採用や制気口の位置などを工夫しました。

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お客様の声

株式会社サンフレッセ 湘南工場
FD製造課長代理 浅葉 学 様

画像1つの建物の中で様々な気温差がありますが、今回の空調システムによって、とても働きやすくなりました。
これによってパフォーマンスが上がっていると実感しています。

株式会社サンフレッセ 湘南工場
CK製造課長 亀田 真司 様

画像食品工場における衛生管理、食の安全といった重要なテーマを見事に具現化して頂いた工場だと思います。大成建設は製造を担う我々にとっては本当に心強い味方だと思っています。
大成建設の想いが詰まった、この工場のポテンシャルをフルに活用して、これからも安心、安全な食品製造メーカーであり続けたいと思います。

株式会社サンフレッセ
取締役 湘南工場長 根岸 孝雄 様

画像大成建設の設計・施工・エンジニアリング部門、そして我々サンフレッセが一体となり、素晴らしい工場が出来たことに社長はじめ、大変満足しております。

工事概要

発注者

株式会社サンフレッセ

所在地

神奈川県平塚市東豊田357-11

用途

冷凍パン生地・冷凍ケーキ製造

構造

鉄骨造 地上3階

延床面積

約6,300m2

竣工年月日

2018年6月

(コンテンツ作成日 2019年6月)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
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