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FSSC22000に対応した最新工場から、お客様に高品質なくろずをお届けしたい。

坂元醸造株式会社

分野

食品

課題

新工場計画

お客様のご紹介

画像江戸時代後期に鹿児島県霧島市福山町で、壺を使用した米酢造りがはじまりました。
坂元醸造様の「くろず」もこの時に始まり、21世紀を迎えた今でも昔と変わらぬ製法を守り続けられています。
また、2015年12月には「鹿児島の壺造り黒酢※1」が地理的表示保護制度※2(GI制度)に登録されました。
今回建設された新工場では、壺造りの黒酢の調合・充填・包装を行います。

※1 鹿児島県霧島市福山町及び隼人町で定められた原料、生産方法、出荷規格で生産された米黒酢。
※2 地域に長年培われた特別の生産方法や気候・風土・土壌などの生産地の特性により高い品質と評価を獲得するに至った特産品が多く存在しており、これらの特産品の名称(地理的表示)を知的財産として保護する制度。

桜島を望む霧島市福山町の「壺畑」

桜島を望む霧島市福山町の「壺畑」

新工場建設のコンセプト

  • FSSC22000対応の高品質な米黒酢及び加工品工場の構築
  • 生産ラインの省人化と品質へのこだわり
  • 多品種少量生産に対応

上記コンセプトを実現するため、大成建設は建築のみならず生産設備・物流設備・排水処理設備も含めたトータルエンジニアリングでプロジェクトを遂行しました。

FSSC22000対応の高品質な米黒酢及び加工品工場の構築

各製造エリアのゾーニング(清浄度区分)を明確にし、異なる清浄度区分におけるクロスコンタミネーションが起きない部屋構成・機器レイアウトとしました。また、殺菌以降の充填工程を最も清浄度区分が高いエリアとし、入室の際には再度サニタリーエリア・パスルームを経由し入退出を行う運用としています。
生産設備と建築をマッチングさせたレイアウト計画により、FSSC22000の取得に向けた新工場としました。

※2015年3月にFSSC22000認証を取得されています。

ゾーニングを明確にし、調合⇒充填⇒包装⇒保管⇒出荷がシンプルなワンウェイ動線となるよう計画された工場内レイアウト

ゾーニングを明確にし、調合⇒充填⇒包装⇒保管⇒出荷がシンプルなワンウェイ動線となるよう計画された工場内レイアウト

生産ラインの省人化と品質へのこだわり

旧工場では手動中心であった充填・包装・パレタイズの工程を自動化することで、省人化を図るとともに品質の向上を目指しました。
壺畑で造られる原料の黒酢は気候や微生物の状況によって微妙に品質が異なるため、熟練の技術と繊細な調整が必要な調合工程は、マニュアル操作での運用としました。
工程ごとに自動化ラインとマニュアル操作を組み合わせ、効率化と品質へのこだわりを実現しました。

多品種少量生産に対応

お客様の多様なニーズに応えた様々な品種・サイズの製造を行うため、多品種少量生産に対応した生産設備としました。
自動化した充填・包装・パレタイズ工程では様々なサイズの瓶・カートン・ダンボールに対応した機器を選定し、段取り時間ミニマム化を図った機器配置としました。
また、マニュアル操作でも多品種少量生産をしやすいよう、調合内容の切り替え時に操作しやすいバルブの配置としました。手作りの製品については一品ずつ手作業で充填を行う専用の部屋も設けました。

清潔感の「白」にコーポレートカラーの「赤」が映える外観

清潔感の「白」にコーポレートカラーの「赤」が映える外観

お客様の声
─坂元醸造株式会社 福山工場 工場長 川井田 博昭 様

─新工場の稼働状況について教えてください。

画像2014年2月に新工場が完成しました。ハード面を強化し、HACCP/FSMSに対応すべく、施工をお願いしました。
その結果、2015年3月にFSSC22000の認証を取得できました。
2015年12月には、地理的表示保護制度において、「鹿児島の壺造り黒酢」が登録され、新パッケージでの製造も順調に進んでいます。

─大成建設の提案をお選びいただいた理由は、どのようなことでしたか?
  • プレゼンの内容が分かりやすかったこと
  • 食品施設専門のエンジニアリンググループがあったこと
  • 弊社の要望に対してのコストパフォーマンスが優れていたこと

以上の理由より、パートナーとして選ばせて頂きました。その結果、とても動きやすく、少ない人数で生産能力に優れた、シンプルで清潔感のある工場を施工して頂きました。

─従業員の方々からは、どのような声が聞かれますか?
  • 要望に対して、すぐさま対応していただいた
  • シンプルで清潔感のある工場ができた
  • 細かいところまでの配慮がすばらしい
  • 新工場の施工に携わった大成建設(株)様一人ひとりの瞳が輝いていて、やる気・元気が伝わってきた
  • アフターサービスが優れている

など、感想を聞いています。

大成建設担当者より

エンジニアリング本部 食品施設グループ 松木 隆洋

画像私は設計から施工管理、試運転まで一気通貫でこのプロジェクトを担当しました。定例会議でのお客様との打ち合わせ・既存工場での現地調査やヒアリングを重ねて、「食品工場としてのありたい姿」、「使い勝手の良い工場」を目指して工場建設に取り組みました。

工事終盤ではお客様に現場に頻繁に通っていただき、協力して試運転調整等を進めることで、竣工引き渡しから実際の製造立ち上げまでスムーズに移行することができました。

今回の工場建設のプロジェクトで大変だったことは、「いかにお客様が使いやすい工場を作るか」を考え、具体化することでした。製造室内に配置する機器の位置や向き、通路の幅やバルブの高さに至るまで、細かく打合せをし、決めていく過程には難しさもありましたが、完成した工場が実際に稼働しているのを見て、自分が行った仕事のやりがいと達成感を感じました。

工事概要

発注者

坂元醸造株式会社

所在地

鹿児島県霧島市福山町4907-2

竣工

2014年2月

延面積

2112.3m2

URL

http://www.kurozu.co.jp/

(コンテンツ作成日 2016年7月)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
閲覧される時点では変更されている可能性があることをご了承ください。

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