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築43年の老朽化したビルを快適なコミュニケーション環境を備えた最新のオフィスにリノベーション

大成建設 横浜支店ビル

分野

オフィス, 医療・福祉, 教育・文化, その他(非製造業)

課題

施設計画, リニューアル

背景

1974年に竣工した築43年のビルの専有部4フロアとビル全体の共用部を大幅にリノベーションし、神奈川県域及び静岡県東部を統括する当社横浜支店の移転をしました。今回の計画では、実際にそこで働くこととなる社員へ事前に当社オリジナルのインタビュー手法“T-PALET”を実施し、国交省が推進するスマートウェルネスオフィス(下図参照)をベースにした、新しい働き方を実現するためのコンセプトを旗印に計画を進めました。それが、この4項目です。

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  • グッドコミュニケーション(知識創造)
  • 健康で快適な空間
  • エネルギー・資源
  • レジリエンス

今回の計画では移転後に働く人たち全員のモチベーションが向上し、一丸となってがんばろうという意識を高揚させるような家具や内装に刷新、加えてレイアウトの大幅な見直しも行っています。

高度なコミュニケーション環境の創造

今回のリノベーションを実施するにあたって、コミュニケーション環境を最も重視しています。当社 横浜支店では静岡県東部と神奈川県域という広範囲のお客様とのお取引と施工現場を統括しており、日々の業務では各部門間での密度の高い連携が求められています。以前のような、数十人単位で分断されるレイアウトは、執務環境としては大きな課題となっていました。

その解決策として、1階から3階の専有部の床の一部を取り去り、内部階段で結ぶことで3つのフロアを1つの空間としました。
内部階段は木仕上げとし、周囲に打ち合わせ用テーブルを配置して積極的なコミュニケーションを図れる工夫をしています。また、内部階段と執務室はガラスで間仕切り、社員の在・不在も容易に確認できる設えとしています。

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もともと食堂のあった地下1階には、多目的に使用できる“TAISEI YOKOHAMA LOUNGE”を設けました。
社員の日常のコミュニケーションスペースとして活用されるほか、建物内に座席を持たない外勤社員や他の事業所の社員が支店を訪れた際にも、コワーキングスペースとして活用できるように環境を整備しています。
また、キッチンカウンターを設け、パーティーなどオープンイノベーションの場としても活用できます。

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快適な空間設計

建物の顔となるエントランスは以前の暗く閉鎖的な印象を一新し、来訪者を明るく迎える空間としました。

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執務スペースは、フロアごとにアクセントカラーを決めて壁や家具の一部に取り入れることで統一感ある空間とし、スケルトン天井とすることでOAフロア新設でフロアレベルが上がっても天井高を意識させない開放感を持たせた設えとしています。BIMを活用して、空調機器や配管に人の頭が当たらないように設計しています。
各階エレベーターホールやサニタリー空間も明るく清潔感のある内装に変更し、快適な環境で業務ができるように配慮しています。

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横浜支店
営業部企画管理室 坂本 奈緒子、土木部土木室 主任 渡辺 裕子、管理部管理室 宮本 千秋

左から 坂本、渡辺、宮本

左から 坂本、渡辺、宮本

計画の当初は、築年数を経た古いビルに移転するということで、あまり良いイメージを持っていませんでしたが、実際は移転前より快適に業務を行うことができています。

今回の移転に合わせてIT環境を強化したために働き方が変わり、以前に比べて効率的に業務を進めることができるようになりました。また、無線Wi-Fi設備を構築し建物内のどこにいても自席と変わらない環境でPCやタブレットを使用できますので、地下のラウンジで仕事をされている方もいます。新しい働き方をする環境は整いましたので、今後は社員一人ひとりの意識改革が必要だと感じています。

省エネルギー・資源、レジリエンス

今回のリノベーションでは、内装をスケルトン(躯体)として省資源化を図り、外周部は断熱性能を向上させ、開口部は2重サッシ、Low-E複層ガラス化、照明はLED照明に、空調は高効率空調に変更することで、快適性・省エネルギー性をさらに高めています。
また、支店ビルは防災拠点として、帰宅困難者の一次避難スペースとしての活用を想定しており、今回、執務フロアは天井レスとしたことで、地震時の天井パネル材の落下被害を抑える効果もあります。
なお、耐震補強工事は2013年に実施済みですが、今回のリノベーションでは、無機質だった補強用ブレースを各階と調和した色合いに塗装し、窓とブレースの間を外が見えるリラックス気分が味わえるコワーキングスペースとしました。

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大成建設関係者より

ライフサイクルケア推進部FM推進室 次長 丸山 玄

画像横浜支店のリノベーションでは、「健康経営」のための新しい働き方の「場」を具現化しました。T-PALETによる個別インタビューを通して、横浜支店の一人ひとりの思いを計画につなげたことが、オリジナル性の高いオフィスのスマートウェルネス化の成功につながったと感じています。

設計本部専門設計部リニューアル設計室長 東宮 英明

画像リニューアルは一般的な修繕、更新から、より多様なリノベーションまでの幅広い改修を含みます。
今回の新横浜支店ビルはさらに一歩踏み込み、コミュニケーションを重視したこれからの働き方となる場を、支店のメンバーと一緒に作り上げました。同じスペースがリノベーションで新たな価値を生み、バリューアップにつながる中規模オフィスビルのストック活用として、大成リニューアルオフィスのモデルビルができました。

常務執行役員 横浜支店長 白川 浩

画像今回の計画では、働く人たちの健康意識の高揚を目指し、快適に働ける環境の構築を基本方針としています。「グッドコミュニケーション」という言葉をキーワードとし、支店内のコミュニケーションを円滑に行える環境の整備を重視しました。

専有部内に設置した内部階段は周囲をガラス張りとし、その周辺には打ち合わせ用のテーブルを配し、Face to Faceによる活発なコミュニケーションを促す工夫を図っています。

私どもは「人がいきいきとする環境を創造する」をグループ理念としており、「自由闊達」「価値創造」「伝統進化」を理念追求のための考え方としています。今回のリノベーションは、これらの理念や考え方を形にすることができたプロジェクトと考えています。
ビルのリニューアルでお悩みのお客様は、ぜひ一度、お越し頂ければと思います。

所在地:神奈川県横浜市中区長者町6丁目96番地2

(コンテンツ作成日 2018年1月)

※本コンテンツに記載された情報(役職、数値、固有名詞等)は初掲載時のものであり、
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