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物流特集 大成建設の物流エンジニアリング 第3回 将来も有効活用できる物流施設の計画ポイント

大成建設では40年以上にわたり、立体自動倉庫等の物流施設と建築設備とを一体としたエンジニアリングを行っており、数多くの実績を築いております。
「物流設備の抱える問題点とその解決策」をテーマに、連載第3回目となる今号では、新たに物流施設を構築するうえでポイントとなる「物流施設計画」を効果的に立案するために、大成建設が取り組む物流施設計画の考え方や具体的なフローについてご紹介します。

最初が肝心!物流施設の「基本計画」が将来を左右します

物流施設を新たに構築するには、プロジェクト初期に行う「基本計画」がとても重要です。この段階で十分な検討が成されていないと、たとえ新たに施設を構築したとしても、効率的に運用することができず、稼働後まで大きな問題を抱える可能性があります。新設した物流施設を十分に活用できない原因のほとんどは、この点にあるといっても過言ではありません。

自らの会社で物流施設を新たに構築するパターンには、

  • 物流施設を新築する(新たな取り組みでの物流施設づくり)
  • 既存の物流施設をベースに、新たな拠点を横展開で新築する
  • テナント型倉庫(賃貸倉庫)を借りて、そこに物流設備を導入する

等が考えられます。これら全ての構築パターンにおいても、基本計画において十分な検討を行うことは欠かせません。

基本計画でおさえるべき3つのポイント

1.最適な物流システム(物流フロー)の構築

物流施設の計画においてまず必要となるのは、物流システム(物流フロー)の構築です。想定される業務や物流条件(取扱物条件・物量・タイムスケジュール等)を踏まえて、それに合致する物流システムを構築します。

物流システムを評価する方法の一つとしては、「ベンチマーキング手法」があります。計画している業務条件に合わせて、同業他社のみならず他業界の先進的な物流施設の事例を含めてベンチマークとすることにより、計画中の物流システムの効果について評価することができます。しかしながら、ただ真似するだけではベストな物流システムを構築することはできません。ベンチマークの対象とした物流システムの背景にあるものと自社の物流状況を分析し、計画中の物流システムに置き換えて評価する必要があります。
また、既存の物流施設を横展開する場合でも、既存の物流フローをそのまま横展開するのではなく、既存施設の問題点を洗い出し、その改善案を新設する物流施設に反映させる必要があります。特に、建設してから何年も経過している場合は、建設当時とは物流環境が変わっている可能性がありますので、注意が必要です。

物流フロー(例)

物流フロー(例)

2.適切な自動化レベルの選定

昨今は、物流施設を新設するに伴い、自動化設備を導入する企業様が増えています。しかし、過度に自動化を進めてしまうと、物流環境の変化(荷姿や物量の変更等)への対応が困難となったり、将来の保守・修繕費が拡大してしまう等、将来何らかの問題が発生し、施設の有効活用が阻害される可能性があります。これらを防ぐためには、将来を見据えてフレキシビリティを備えつつ、LCC(ライフサイクルコスト)で評価した「適切な自動化レベルの選定」が必要です。

3.BCP対策の検討

東日本大震災以降、サプライチェーン全体でのBCP対策がいっそう求められる中、サプライチェーンを構成する物流施設に関しても、その対応が求められています。特に、自動倉庫は巨大地震時に継続して運用することが困難なため、費用対効果を考慮しながら、適切なBCP対策の導入について検討することが大切です。

大成建設が開発した「ラック制震ユニット(仮称)」

大成建設が開発した「ラック制震ユニット(仮称)」
立体自動倉庫のラック上部に搭載するだけで地震による揺れを大幅に軽減し、荷の落下を防ぐことのできる制震装置です。

総合コンサルティングを展開する「物流施設エンジニアリングチーム」

物流施設は、大きく「建屋・物流設備・情報システム」の3つの要素で構成されています。それぞれを分離発注する方式では、3つの要素を個別に最適化することになりやすく、その結果、施設の規模自体が大きくなってしまう傾向があります。

大成建設では、お客様の物流施設計画を行うに当たり、基本計画を行う初期の段階から施設全体を一体ととらえ、取合い部分の調整のみならず、「建屋・物流設備・情報システム」の各要素に一歩踏み込んだエンジニアリングを実施します。施設全体の最適化に向けて、特定メーカーの設備に捉われることなく第3者の視点で施設全体を評価する技術を活かし、高品質、短工期、低コストで施設を構築いたします。

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大成建設では、「基本計画コンサルティング」のご提供をはじめ、新たに選定している物流施設の「立地評価」や、「物流ネットワークの最適化コンサルティング」等もご提供しております。お客様にとって最適な物流施設を構築するお手伝いをさせて頂きます。お気軽にご相談ください。

パンフレットのご案内

各種パンフレットをご用意しております。

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    「大成建設の物流コンサルティング─“ワンストップ・ソリューション”メニューを事例とともにご紹介」

    【内容】
    “ワンストップ・ソリューション”4つのメニュー
    1.生産体制を見直すなら
    2.物流施設を見直すなら
    3.物流をアウトソーシングしているなら
    4.保守体制を見直すなら

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    「大成建設のロジスティクス・ソリューション 総合案内パンフレット」

    【内容】
    ・ロジスティクス・ソリューションフロー、物流のPROBLEMS&SOLUTIONS
    ・実績紹介

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    「ネットワーク・アライアンス株式会社 会社案内」

    【内容】
    ・ネットワーク・アライアンス株式会社(大成建設によって設立)の会社案内
    ・物流ネットワークの構築
    ・アライアンス
    ノン・アセット型の物流会社として、全国各地で活躍している優秀な運送会社や倉庫会社等から、より品質の高いかつ安価なアライアンス先を選定・契約し、ネットワークとして活用します。

ご請求は、下記「お問い合わせ/資料請求フォーム」よりお寄せください。
※請求されるパンフレットの名称を必ずご記入ください。

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