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データセンター特集 データセンター建設技術 第2回 収益性(その1)

データセンター建設技術を5回に分けてご紹介します。
第2回目は、収益性(その1)として、直接外気冷房、間接外気冷房、ダクトキャッピング空調システムをご紹介します。

直接外気冷房

国内の一般的なデータセンターのPUEは2.0程度と言われています。昨今の環境配慮・省エネ化の流れを受け、設備機器の省電力化に伴いPUE1.5〜1.8程度のデータセンターも増えてきました。しかし、その電力消費の多くを占める空調をより一層省電力化させるためには外気を利用する方法があります。

サーバールームの排熱を空調機で冷やすのではなく、排熱は屋外に放出して冷涼な外気をサーバールームに取り込むことにより、空調エネルギーを削減します。また、粉塵などを除去し温湿度を調整することによって安定したサーバールーム環境を実現します。冷涼な気候の地域ではPUE1.1〜1.2程度のデータセンターを実現することも可能です。

PUE:Power Usage Effectiveness

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IT機器以外の消費電力を削減することによりPUE値を下げることができます。

直接外気冷房 概要図、機械空調 概要図

間接外気冷房

自然循環冷媒排熱システム

熱交換器を介して、サーバーラックの排熱を室外に放出する外気冷房方式です。

冷媒の比重差を利用した自然循環により低動力を実現した排熱システムです。自然循環による熱移動でコンプレッサー・ポンプ動力を用いずに冷却できます。外気を直接取り込むのではなく、冷媒を介して間接的に外気の冷熱を利用できるため外気の湿度や粉塵に対して対策はいりません。

自然循環冷媒排熱システム

フリークーリング

冬期に冷凍機用冷却水の放熱用冷却塔から空調機へ直接冷水を供給します。
冷凍機を停止させることによりエネルギー効率を高めます。

エネルギー効率を高めるフリークーリング方式

ダクトキャッピング空調システム

高負荷対応空調
※第11回エコプロダクツ大賞エコプロダクツ部門エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞

※第11回エコプロダクツ大賞エコプロダクツ部門エコプロダクツ大賞推進協議会会長賞受賞

「コルエアダクト」によりサーバーラック上部から冷気を吹き出すモジュールを構成し、IT機器への給気効率を大幅に向上させます。

特長
  • 囲い込み(キャッピング)と空調ダクトの一体化により、空調効率が20%向上
  • ダクトとキャッピング素材の兼用化により、ローコストを実現
  • 天井吹出しと床吹出しを併用することにより、高密度サーバーに対応

ダクトキャッピング空調システム モデル図

環境にやさしい新材料「コルエアダクト」
コルエアダクト

コルエアダクト
不燃材料認定 認定番号 NM-1176

ダクトキャッピングに使用する「コルエアダクト」は、アルミニウム箔を施した段ボール製の不燃性ダクトで、環境負荷の低減になるほか、軽い素材のため運搬も容易で施工性も向上します。

※株式会社栗本鐵工所、レンゴー株式会社との共同研究開発品

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